2023年7月26日
日本におけるウェルスマネジメントの変革
デジタルの活用によってウェルスマネジメントを成功に導くには
日本における個人金融資産は合計で2,005兆円(14.4兆米ドル)に上り、その半分以上が現金で保有されています。インフレ率の上昇と規制変化により、多様化と現代的なウェルスマネジメントの導入に迫られています。高齢化が進み、資産が少しずつ次の世代に継承されていく中で、日本の金融機関はデジタル化を進め、その可能性を活用する時期を迎えています。
レポートをダウンロードして、金融機関がどのようにデジタル機能を活用し、常に進化する日本のウェルスマネジメンにおいて成功を実現できるのかをご確認ください。
70%
以上の日本国内における資産を、60歳以上が保有しています
出典:金融庁
2倍
の現金を日本の家庭が保有しています(ドイツ・英国と比較した場合)
出典: OECD
4.2%
2023年1月における日本のコア消費者物価指数の上昇率(41年以来の高い伸び率)
出典:ロイター
進化するニーズに応える、新たなデジタル機能の構築を
日本におけるウェルスマネジメント部門は、いまだにその大部分を人的作業に頼っているものの、デジタル化が勢いを増していることは事実です。メガバンクグループや大手証券会社がそれを牽引しているものの、バリューチェーン全体においては、まだ改善の余地があります。金融機関は自社のモデルやプロセスの再評価を行い、効率性を高めて顧客体験を向上させるために、テクノロジーを活用する必要があります。業務を効率化しデジタルソリューションを活用することで、顧客により良いサービスを提供し、急速に変化する環境の中でも一歩先を進むことができます。
日本の金融機関のデジタル化は、各機関のウェルスマネジメント事業におけるテクノロジー開発段階によって異なると、AvaloqとNECは考えています。ウェルスマネジメント事業の創設、または近代化を検討している金融機関では、バックオフィスからフロントオフィス業務において堅牢な基盤を構築し、デジタル化に向けて基礎を固める必要があります。また、ウェルスマネジメントやプライベートバンキングのさらなるサービスの充実を検討している機関では、売上増加とクライアントとの交流を促進するために、デジタルフロントエンドと投資プラットフォームが不可欠です。
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「我が国個人の金融資産は2,000兆円と言われていますが、その半分以上が預金や現金で保有されています。その結果、過去20年間で米国では家計金融資産が3倍、英国では2.3倍に増加したのに対し、我が国においては1.4倍にしか増加していません。これは損失であると共に、日本の大きなポテンシャルでもあります。」
岸田文雄前首相、2022年ロンドンにて
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